砧杵(読み)ちんしょ

精選版 日本国語大辞典 「砧杵」の意味・読み・例文・類語

ちん‐しょ【砧杵・碪杵】

  1. 〘 名詞 〙 きぬたとそれを打つつち。また、きぬたを打つことや、その音。
    1. [初出の実例]「遙想燕山涼気早、誰堪砧杵搗衣難」(出典文華秀麗集(818)中・和伴姫秋夜閨情〈巨勢識人〉)
    2. [その他の文献]〔晉子夜四時歌‐秋歌十八首・其一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「砧杵」の読み・字形・画数・意味

【砧杵】ちんしよ

きぬたうつ。唐・応物〔楼に登る、王に寄す〕詩 數家の砧杵、秋山の下(もと) 一郡の榛(けいしん)、雨の中

字通「砧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android