破村(読み)おいわれむら

日本歴史地名大系 「破村」の解説

破村
おいわれむら

[現在地名]神岡町笈破

まき村の東約四キロの山上にある。いずれも山越しに南は鹿間しかま村、北は跡津川あとつがわ村。「飛騨国中案内」は、ことに山中のため葛根・蕨を第一の食糧とするとある。越中東街道の冬の往来の折、大雪となった場合は鹿間村から当村を経由して山の尾根通りを越し、跡津川村のうち間山まやまという所へ出ると記される。慶長一〇年(一六〇五)・同一八年の飛騨国郷帳ではよしはら村と同じ。元禄検地反歩帳では高三石余、田二町四反余・畑一町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「破村」の読み・字形・画数・意味

【破村】はそん

荒村

字通「破」の項目を見る

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