邪道(読み)ジャドウ

デジタル大辞泉 「邪道」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐どう〔‐ダウ〕【邪道】

正当でない方法本筋から外れたやり方。また、よこしまな道。「金さえもうかればいいというやり方は邪道だ」「邪道に落ちる」
[類語]不逞ふてい不埒ふらち不届きとんでもない途方もないとてつもないとっぴょうしもないとんだもってのほか法外大それた論外けしからん話にならない滅相も無い気が知れない言語道断不心得沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない目に余る横道身の程知らず不届き至極不始末罪作り

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精選版 日本国語大辞典 「邪道」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐どう‥ダウ【邪道】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 道理に合わない不正な仕方、方法。また、邪悪なおしえ。邪教邪説。また、本来あるべきでないさま。不正なさま。
    1. [初出の実例]「吾以相府之恩、得邪道」(出典日本往生極楽記(983‐987頃)無空)
    2. 「邪道な権利と、自己の劣悪な人間性とを以て」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三)
    3. [その他の文献]〔礼記疏‐王制〕〔金剛経〕

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普及版 字通 「邪道」の読み・字形・画数・意味

【邪道】じやどう(だう)

誤った教え。〔史記、儒林伝序〕孔子王路の廢して、の興ることを閔(うれ)ふ。是(ここ)に於て詩・書を論し、禮樂を修めす。

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