硬材(読み)こうざい(英語表記)hardwood

翻訳|hardwood

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「硬材」の解説

硬材
こうざい
hardwood

材質の硬い木材をいい,概して広葉樹である。日本産ではカシケヤキイタヤ,サクラなどの木材は硬材の例である。これに対して材質の軟らかい軟材 softwoodは,針葉樹が多い。ただし広葉樹のうちにもキリのように材質の軟らかい例外も多い。硬材の材の主要部分は木部繊維や道管であり,これに対して軟材では仮道管が主要部分となる。硬材と軟材の区別は,加工の実地においては重要であるが,植物学的な意味は薄い。

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精選版 日本国語大辞典「硬材」の解説

こう‐ざい カウ‥【硬材】

〘名〙 木彫工芸品を制作する際に使用されるケヤキやカツラなどの硬い材のこと。細かな彫りに適する。

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デジタル大辞泉「硬材」の解説

こう‐ざい〔カウ‐〕【硬材】

木材工芸などで、ケヤキ・カツラ・カシなどの広葉樹の材。⇔軟材

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世界大百科事典内の硬材の言及

【木材】より


[種類]
 樹木には針葉樹類と広葉樹類があるが,それぞれの木材の細胞構造はかなり異なっているので,それぞれ針葉樹材,広葉樹材と呼ばれる。前者は一般に軽軟であるので軟材(ソフトウッド)と呼ばれ,後者は一般に重硬なので硬材(ハードウッド)とも呼ばれる。もっとも例外もあって,例えば広葉樹材でも針葉樹材より軽軟なキリ,針葉樹材でもある種の広葉樹材より重硬なカラマツなどがある。…

【有用植物】より

…そうした点から重要な木材源植物は,用途に適した性質を有し,量的にもまとまるものである。木材は針葉樹から生産される軟材と,広葉樹から生産される硬材とに大別されるが,広葉樹にはバルサやキリのように軽軟な材質のものから鉄木類のように比重が1以上の重硬なものまでのいろいろな材があり,簡単に軟材と硬材とを区別しがたい。 森林は地球上の比較的限られた地域に,それぞれ特徴的な型のものが分布をしている。…

※「硬材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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