硬緑泥石(読み)こうりょくでいせき(その他表記)chloritoid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「硬緑泥石」の意味・わかりやすい解説

硬緑泥石
こうりょくでいせき
chloritoid

(Fe,Mg,Mn)2(Al,Fe3+)Al3O2(SiO4)2(OH)4クロリトイドともいう。単斜または三斜晶系に属する外見雲母に似た鉱物硬度 6.5,比重 3.51~3.80。暗緑色を呈する。マンガンに富む硬緑泥石はオットレ石と呼ばれ,マグネシウムに富むものはシスモンダインと呼ばれる。低~中度の広域変成作用を受けた頁岩質岩石中に産する。日立地方,北上山地などのオットレ石片岩の多くは硬緑泥石片岩である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の硬緑泥石の言及

【クロリトイド】より

…硬緑泥石ともいう。ケイ酸塩鉱物の一種。…

※「硬緑泥石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む