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青写真 あおじゃしん blue print

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青写真
あおじゃしん
blue print

写真法,複写技術の一つ。シュウ酸第二鉄アンモニウムクエン酸第二鉄アンモニウムなどの Fe3+は,光の作用により Fe2+に変化する。これにフェリシアン化カリウムを作用させると,生じた Fe2+と反応しタンブル青となり,フェロシアン化カリウムを作用させると,感光しない Fe3+と反応し,ベルリン青となる。

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デジタル大辞泉の解説

あお‐じゃしん〔あを‐〕【青写真】

露光により青色に発色する鉄塩類などを塗った感光紙に、原図をのせて焼き付ける複写技術。また、それで得られる青地に白の印画。図面の複写、印刷の際の青焼きなどに利用。
1が設計図に用いられるところから》おおよその計画。また、未来の構想。「都市計画の青写真

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百科事典マイペディアの解説

青写真【あおじゃしん】

blue print。シアノタイプcyanotypeともいう。1842年英国のJ.ハーシェルの発明した写真法で,古くから技術図面などの線画の複製に多用。クエン酸,シュウ酸または酒石酸などのFe3(+/)を主剤とする溶液を塗った紙に,トレーシングペーパーに墨で書いた図面を重ねて露光すると,光の当たった部分のFe3(+/)が還元されFe2(+/)となる。
→関連項目ジアゾタイプ複写

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世界大百科事典 第2版の解説

あおじゃしん【青写真 blue print】

鉄(III)塩の感光性を利用した写真法でシアノタイプcyanotypeともいう。1842年,イギリスのハーシェルJohn Herschel(1792‐1871)が発明し,1950年ころまで土木,建築,機械などの設計図面の複製用として広く使われた。青写真の感光紙は,紙に塩化鉄(III),シュウ酸鉄(III)アンモニウム,クエン酸鉄(III)アンモニウムなどの鉄(III)塩をフェリシアン化カリウム(赤血塩)とともに水に溶解して塗布し,乾かして作る。

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大辞林 第三版の解説

あおじゃしん【青写真】

鉄塩類の感光性を利用した複写印画。クエン酸鉄アンモニウムとフェリシアン化カリウムの混合溶液を塗ったものを印画紙とし、これに原図を密着し、アーク灯などで焼き付け、水洗いすると青地に白の印画が得られる。設計図などの複写に用いる。青焼き。ブルー-プリント。
日光写真 」に同じ。 [季] 冬。
完成の予想図。未来の構想。 「計画はまだ-の段階だ」 「十年後の社会の-を描く」

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青写真
あおじゃしん

化学的感光材を用いる複写法の一種。シアノタイプともいう。1842年イギリスのハーシェルにより発明された。この種の方法としてはいちばん古く、安価であり、土木、建築、機械などの図面の複写に多用されてきた。感光材料として第二鉄塩と赤血塩(カリウム塩)が使用される。露光すると第二鉄塩は第一鉄塩に変化し、赤血塩と結合してフェリシアン第一鉄となる。これがターンブル青に発色する。複写方法としては、トレーシングペーパーの原図を感光用紙の上に置き、アーク灯や高圧水銀灯などで露光する。フェリシアン第一鉄は水溶性でないので、水洗いすると露光しなかった部分が溶けて青地の中に白線として、つまり陰画として現れる。これを乾燥すれば青写真ができあがる。青地部分への書き込みが見にくいことや、水洗い、乾燥という操作をしなければならない不便な面もあって、現在ではジアゾ複写や普通紙複写機(PPC=Plain Paper Copier)などの複写技術の発達により、実務として利用されることはほとんどなくなっている。
 ジアゾ複写は、光分解反応をしやすいジアゾ化合物を感光材に使う。この化合物はアルカリ状態でフェノール類と化合してアゾ染料(赤、黒、セピアなど各種の発色が可能)となる。また、光分解したジアゾ化合物はフェノール類には反応しない。この性質のためにトレーシングペーパーのポジ原稿から直接陽画を得ることができる。その方式は、ジアゾ化合物やフェノール類の種類、現像剤や現像方法の違いによってさまざまであるが、大別すれば湿式と乾式とがある。ただし、水洗いの過程がないので乾燥の手間は省かれる。光分解したジアゾ化合物は無色なので、白地の上に色線が残り、光に対しても安定している。[玉腰芳夫]

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