碁手(読み)ゴテ

デジタル大辞泉 「碁手」の意味・読み・例文・類語

ご‐て【碁手】

囲碁双六すごろくなどの勝負事にかける物品碁手物
「大将殿より屯食とんじき五十具、―の銭、椀飯などは世の常のやうにて」〈宿木

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精選版 日本国語大辞典 「碁手」の意味・読み・例文・類語

ご‐て【碁手】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁で、勝者に与えられる景品。囲碁の勝負に供せられる賭け物。碁手物。
    1. [初出の実例]「庁別納儲饗、碁手卅貫」(出典:九暦‐逸文・天暦四年(950)一〇月二二日)
    2. 「ごて二百五十貫おきて、大きなるひつに入れて出だされたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)あて宮)

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