日本歴史地名大系 「碇ヶ関通」の解説
碇ヶ関通
いかりがせきどおり
羽州街道の一部で、弘前から
矢立峠の開通は中世前期と思われ、寛永一〇年(一六三三)六月一五日「御巡見使(中略)上下二百人余、鰺ケ沢より碇ケ関迄で、夫より、弘前へ御帰り」と記され(津軽歴代記類)、碇ヶ関通として整備される前、すでに弘前までの道はあったと思われる。
弘前から秋田領に至る道は承応二年(一六五三)の津軽領道程帳(市立弘前図書館蔵)によれば、弘前から
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報