碧血(読み)ヘキケツ

デジタル大辞泉 「碧血」の意味・読み・例文・類語

へき‐けつ【×碧血】

中国萇弘ちょうこうが、君主忠義をつくしたが信任されず自死し、その血が碧玉へきぎょくになったという故事から》強い忠誠心のたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「碧血」の意味・読み・例文・類語

へき‐けつ【碧血】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、周の萇弘(ちょうこう)が君主を諫めるために自殺したところ、その血が凝って碧玉になったという故事から ) 熱血誠忠の士の流す血。忠誠心のきわまるところ。
    1. [初出の実例]「深入朱僊北虜、不知碧血瘞南州」(出典:蕉堅藁(1403)岳王墳)
    2. [その他の文献]〔鄭元佑‐汝陽張御史死節歌〕

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普及版 字通 「碧血」の読み・字形・画数・意味

【碧血】へきけつ

血が変じて碧玉となる。〔荘子外物〕伍員(ごうん)は江にされ、弘(ちやうこう)は蜀に死す。其の血をすること三年にして、して碧と爲る。

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