デジタル大辞泉 「磁力選鉱」の意味・読み・例文・類語 じりょく‐せんこう〔‐センクワウ〕【磁力選鉱】 鉱物がもつ磁性の強弱を利用し、磁石によって選鉱すること。磁気選鉱。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磁力選鉱」の意味・わかりやすい解説 磁力選鉱じりょくせんこうmagnetic separation 鉱物をその磁性の強さの差を利用して分別する方法。磁気的吸引力と補助的分離力 (摩擦,慣性,遠心力など) を利用して磁性の異なる粒子を分離するもの。磁気選鉱,磁選ともいう。鉱物を磁性により分類すると,磁鉄鉱などの強磁性のもの,赤鉄鉱などの弱磁性のもの,それに非磁性のものの3種に分けられる。分離工程には磁選機が利用され,強磁性鉱物に用いられる低磁力磁選機,弱磁性などに用いられる高磁力磁選機などがある。また非磁性の鉱物の場合,磁化焙焼法によって強磁性に転換させて用いる場合もある。磁選機の磁石に吸引される磁性鉱粒を特に着磁産物と呼ぶ。この方法は鉱物に限らず他の固体にも応用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by