磁力選鉱(読み)ジリョクセンコウ(その他表記)magnetic separation

最新 地学事典 「磁力選鉱」の解説

じりょくせんこう
磁力選鉱

magnetic separation

鉱物に特有の磁性と磁力差異を利用する鉱物分離法。磁鉄鉱硫化物廃石,磁硫鉄鉱閃亜鉛鉱鉄閃亜鉛鉱黄鉄鉱,磁鉄鉱とイルメナイトとの分離などのほか,室内実験で造岩鉱物の分離にも利用。ときに弱磁性鉱物を焙焼し強磁性鉱物とした後に行うこともある。選鉱機には湿式乾式がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「磁力選鉱」の意味・わかりやすい解説

磁力選鉱
じりょくせんこう
magnetic separation

鉱物をその磁性の強さの差を利用して分別する方法。磁気的吸引力と補助的分離力 (摩擦慣性,遠心力など) を利用して磁性の異なる粒子を分離するもの。磁気選鉱,磁選ともいう。鉱物を磁性により分類すると,磁鉄鉱などの強磁性のもの,赤鉄鉱などの弱磁性のもの,それに非磁性のものの3種に分けられる。分離工程には磁選機が利用され,強磁性鉱物に用いられる低磁力磁選機,弱磁性などに用いられる高磁力磁選機などがある。また非磁性の鉱物の場合,磁化焙焼法によって強磁性に転換させて用いる場合もある。磁選機の磁石に吸引される磁性鉱粒を特に着磁産物と呼ぶ。この方法は鉱物に限らず他の固体にも応用される。

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