磁荷(読み)ジカ

デジタル大辞泉 「磁荷」の意味・読み・例文・類語

じ‐か【磁荷】

磁石磁性体磁極間に働く力の源になるもの。電気に対する電荷のように、単独では存在しないが、仮想的・形式的にN極に正の磁荷、S極に負の磁荷があると考え、磁気量として測られる。実際には、N極とS極が対になった磁気双極子が一定方向に揃って分布することで磁気が発生する。

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精選版 日本国語大辞典 「磁荷」の意味・読み・例文・類語

じ‐か【磁荷】

  1. 〘 名詞 〙 磁極の強さ。磁極間の距離二乗に反比例する。磁気量。

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世界大百科事典(旧版)内の磁荷の言及

【磁気モーメント】より

…磁気量としては電荷に相当する磁荷があり,電荷と同様に正負が存在する。ところが磁荷は電荷と違って単独では存在せず,磁石で見られるようにいつも正負同量の磁荷が対となって現れる。…

※「磁荷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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