磯子村(読み)いそごむら

日本歴史地名大系 「磯子村」の解説

磯子村
いそごむら

[現在地名]磯子区磯子一―九丁目・磯子台いそごだい広地ひろち町・中浜なかはま町・久木ひさぎ町・汐見台しおみだい一―三丁目・岡村おかむら一丁目・同七―八丁目・滝頭たきがしら二丁目

東は海に臨み、西は上大岡かみおおか(現港南区)、南は森公田もりくでん村、北は岡村に接する。田園簿に「磯子村」とみえる。中世には岡村・滝頭村とともに禅馬ぜんま郷とよばれた(風土記稿)

近世は初め幕府直轄領、元禄一〇年(一六九七)以降旗本小浜・星合領の二給。宝暦一二年(一七六二)の田畑年貢高書上覚(県史八)によれば田一二町二反余、うち上田四町余・中田四町二反余・下田四町余、畑屋敷一二町四反余、うち上畑二町三反余・中畑二町七反余・下畑六町六反余。文政三年(一八二〇)の村明細帳(堤文書)によれば田一九町三反余、畑一六町三反余、御林三反余、自分林九町二反余、散在野六町余。用水は岡村より引き埋樋三ヵ所がある。民業は大工一、桶屋一、馬医一、酒屋六。保土ほど宿(現保土ヶ谷区)の助郷高三〇二石を勤める(享保一〇年「保土ヶ谷宿助郷帳」県史九)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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