磯草塗(読み)イソクサヌリ

デジタル大辞泉 「磯草塗」の意味・読み・例文・類語

いそくさ‐ぬり【×磯草塗(り)】

新潟市特産の漆器海草をちりばめたような模様を研ぎ出したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「磯草塗」の意味・読み・例文・類語

いそくさ‐ぬり【磯草塗】

  1. 〘 名詞 〙 漆の変わり塗りの一つ。海草をまきちらしたような模様を研(と)ぎ出したもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「磯草塗」の解説

磯草塗

新潟漆器で用いられる塗りの技法ひとつ。江戸時代中期に弥彦の渡辺縫之守が考案した技法で、麻紐を束ねたタンポを回転させながら絞漆(しぼうるし)を型置きし、波間を漂う海藻のような模様に仕上げる。のちに山形県にも伝播した。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android