波間(読み)ナミマ

デジタル大辞泉 「波間」の意味・読み・例文・類語

なみ‐ま【波間】

波のうねりとうねりの間。また、波が寄せてくるまでの絶え間。「波間にただよう小舟
[類語]波浪さざ波白波逆波津波土用波うねり小波大波高波荒波波濤怒濤激浪男波女波余波徒波あだなみ逆浪げきろう横波海嘯夕波波頭なみがしら波頭はとう波の花

は‐かん【波間】

波のあいだ。なみま。

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精選版 日本国語大辞典 「波間」の意味・読み・例文・類語

なみ‐ま【波間】

  1. 〘 名詞 〙 波と波の間。うねりとうねりの間、波のない時、打ち寄せる波の絶え間、波音の絶え間など、空間的にも時間的にもいう。波の間。なみあい。
    1. [初出の実例]「とひくるをまつほどすぎばはまちどりなみまになほぞうらみられける」(出典:斎宮女御集(985頃か))

は‐かん【波間】

  1. 〘 名詞 〙 波のあいだ。なみま。
    1. [初出の実例]「皇城陌上槐風隶、天漢波間桂月明」(出典:凌雲集(814)秋夜途中聞笙〈菅原清公〉)
    2. [その他の文献]〔白居易‐閑居自題詩〕

なみ‐あい‥あひ【波間】

  1. 〘 名詞 〙なみま(波間)

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普及版 字通 「波間」の読み・字形・画数・意味

【波間】はかん

なみま。

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