精選版 日本国語大辞典 「磯馴」の意味・読み・例文・類語
いそ‐な・れる【磯馴】
〘自ラ下一〙 いそな・る 〘自ラ下二〙
① 強い潮風のために樹木が地面になびいて生え延びる。
※俳諧・白雄句集(1793)一「礒なれし松も見らるるねはんかな」
② 海岸にながく住みなれる(改正増補和英語林集成(1886))。
そ‐な・る【磯馴】
〘自ラ下二〙 (「そ」は「いそ(磯)」の変化したもの) 海岸の木の枝や幹が強い潮風のために地面に傾いて生えのびる。いそなれる。
※曾丹集(11C初か)「み吉野のきさやまかげに立てる松いく秋風にそなれ来ぬらん」
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