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社会的動物 しゃかいてきどうぶつsocial animal

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会的動物
しゃかいてきどうぶつ
social animal

人間が個人として存在していても,その個人が唯一的に存在し,生活しているのではなく,絶えず他者との関係において存在している。つまり個人が社会のうちにおいて生活し生存しているのであって,社会なくしては個人が存在しないことを意味する言葉。元来アリストテレスのゾーオン・ポリティコン (ポリス的動物) に示されているように,人間は社会の子であり,人間がポリス的形成者としてとらえられることを意味する。そして一方では人間はまた社会の親でもある。人間は社会的なものであると同時に,また社会の形成者として参加するのである。社会はあくまでも個人を基礎として成立すると同時に,個人はまた社会をになってそれを進展させるものである。社会の親としての個人は,すでに社会的なものであって,社会のなかにある個人なのである。マルクスの言葉を用いれば,社会をなして生産する諸個人ということになる。このような意味で,社会的動物とは社会的個人にほかならない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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