普及版 字通 「祐(漢字)」の読み・字形・画数・意味
祐
人名用漢字 9画
(旧字)
人名用漢字 10画
[字訓] たすける・さいわい
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は右(ゆう)。右に佑助・祐助の意があり、右はその初文。〔説文〕一上に「助くるなり」という。は神助の意。卜文に「」とあるのは「有祐」、(又)をその両義に用いている。右は祝告の器の(さい)を奉じて祈る意で、これによって神祐を求めることをいう。
[訓義]
1. たすける、たすけ、神明の祐助。
2. さいわい。
3. 侑(ゆう)と通じ、すすめる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 サイハヒ・ホス・スケ・タスク 〔字鏡〕 マコト・サイハヒ・タスク・スケ
[語系]
・・右・佑hiuは同声。卜文・金文に、をそれらの義に用いており、もと一系の語である。
[熟語]
祐▶・祐護▶・祐助▶・祐庇▶・祐福▶・祐命▶
[下接語]
嘉祐・休祐・去祐・眷祐・降祐・祥祐・神祐・多祐・貞祐・天祐・徳祐・福祐・保祐・命祐・冥祐・余祐・隆祐・霊祐
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報