祖室(読み)ソシツ

精選版 日本国語大辞典 「祖室」の意味・読み・例文・類語

そ‐しつ【祖室】

  1. 〘 名詞 〙 ( 祖師の室内の意 ) 特に達磨大師の開いた禅門の妙旨をいう。禅の妙旨真髄は、経典や祖師の語録だけで把握できるものではなく、正法を相承した祖師の室内に入って参究してはじめて体得されるものであることをいう語。
    1. [初出の実例]「この宗旨は〈略〉かならずその骨髄面目つたはれ、身体髪膚うくるなり。仏道をならはず、祖室にいらざらんは、見聞せず会取せず、間取の法におよばず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)心不可得)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む