祖述(読み)そじゅつ

精選版 日本国語大辞典 「祖述」の意味・読み・例文・類語

そ‐じゅつ【祖述】

〘名〙 先人の説を受け継いで述べること。また、前に発表された説をもとにして、補い述べること。
三代格‐一・延喜格序(908)「除其滋章、刪其煩雑、若祖述先格、事有増損、者摭而無遺」
集義和書(1676頃)一四日本の他方といふとも、祖述して師とすべきは唐虞治世」 〔中庸〕

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デジタル大辞泉 「祖述」の意味・読み・例文・類語

そ‐じゅつ【祖述】

[名](スル)先人の説を受け継いで述べること。「師の説を祖述する」

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普及版 字通 「祖述」の読み・字形・画数・意味

【祖述】そじゆつ

前人の業にもとづいて述べる。晋・杜預〔春秋左氏伝の序〕古今、左氏春秋を言ふ多し。今其のの見るべき十數家。大體轉(うた)た相ひするも、んでは爲に經を錯綜して、以て其の變を盡すことをさず。いては丘の傳を守らず。~ぜざるれば、皆、沒してかず。

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