出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…サエノカミ(塞の神),ドウロクジン(道陸神),フナドガミ(岐神)などとも呼ばれ,村の境域に置かれて外部から侵入する邪霊,悪鬼,疫神などをさえぎったり,はねかえそうとする民俗神である。陰陽石や丸石などの自然石をまつったものから,男女二神の結び合う姿を彫り込んだもの(双体道祖神)まで,この神の表徴は多様である。道祖神は境界的,両義的な特性においてきわだっている。…
…中国で天子の霊をまつるとき,追尊して贈る宗廟の称号。太祖,太宗など祖・宗の前に1字がつく。本来,有功者を祖,有徳者を宗とし,舜が瑞頊(せんぎよく),尭に贈ったのが最初とされ,漢代では功徳高き天子に限って廟号をもち,その廟は毀廟とはならなかった。…
…字は文遠,范陽(河北省)の人。南朝の宋の時代(420‐479)に歳差の効果を考慮して新暦を作ったが,この暦法は息子の祖(そけん)の努力によって梁の時代に大明暦として官暦に採用された(510)。また円周率の値を335/113(密率)と決め,近似値を22/7(約率)とした。…
※「祖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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