祝唄(読み)いわいうた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祝唄」の意味・わかりやすい解説

祝唄
いわいうた

民謡村落,家の慶事や建築,橋,道路などの落成そのほか祝い事などの宴席で歌われる唄。祝い事の種類により,建築の木遣唄大漁や新造船の大漁唄婚礼長持唄などに分けられるが,種類に関係なく,伊勢音頭,甚句松坂などが用いられる場合もある。また宴席の最初に歌わねばならぬ唄として決められているものがあり,仙台地方の『さんさ時雨』や各地の「めでためでたの若松様よ」という歌詞で始る唄などがそれである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android