日本歴史地名大系 「神威古」の解説 神威古かむいこたん 北海道:後志支庁小樽市張碓村神威古[現在地名]小樽市張碓町張碓(はりうす)町にある地名。上部は石倉山安山岩という陸上性溶岩、下部は海底火山噴出物層からなる地層で、その境界部分の岩盤に亀裂が発達、崖崩れや落石が起きやすい。シャクシャインの戦、クナシリ・メナシの戦など、凶事が起こる前に崖崩れがあるという言伝えがあり(板本「西蝦夷日誌」)、大難所として知られた(高島日記)。一八五七年(安政四年)ヲタルナイ場所請負人恵比須屋半兵衛がカムイコタン山越えの道を開いた(小樽市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by