神峯神社(読み)こうのみねじんじや

日本歴史地名大系 「神峯神社」の解説

神峯神社
こうのみねじんじや

[現在地名]安田町唐浜 塩屋ヶ森

唐浜とうのはまの北、あさヶ丘(六三一・八メートル)の南山中にあり、祭神は大山祇命。旧県社。明治初年までは神仏習合の社で、本堂に十一面観音を秘仏として祀り、本殿を観音堂と称し、神峯しんぽう寺の名でもよばれていた(現在は「こうのみね寺」という)。天正一五年(一五八七)の安田庄地検帳によれば「シンホウシヤシキ」五代が唐浜村の西北にしきた集落の中尾なかおに記され、寺の周りに三筆一反四一代一歩の田畑を保有している。

「皆山集」所収の享保八年(一七二三)の旧藩集録方への御届写と明治初年の指出などを勘案すると、もと神峯神社の別当寺であった中尾の神峯寺は慶長年間(一五九六―一六一五)に退転。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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