神工(読み)しんこう

精選版 日本国語大辞典 「神工」の意味・読み・例文・類語

しん‐こう【神工】

  1. 〘 名詞 〙 神の製作。神が作ったと思われるほど霊妙な製作。また、その製作品
    1. [初出の実例]「神工誠不隠、天道斯無詐」(出典本朝文粋(1060頃)七・申請重弁定斉名所難学生同時陳詩状〈大江匡衡〉)
    2. 「先祖の、造化の神工を助たる勢ひ、いまだやまざるには、子孫あしけれども仕合よし」(出典:集義和書(1676頃)三)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐韋偃牧馬図〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「神工」の読み・字形・画数・意味

【神工】しんこう

神わざ。天工。宋・軾〔登州海市(蜃気楼)〕詩 心に知る、見る皆幻影なるを 敢て耳目を以て工を煩(わづら)はさんや

字通「神」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android