万物を創造化育するという意味から出た言葉で,天地の間の万物が生々流転しながら永遠に存続する作用ないし働きをいう。転じて,天地の間の一切万物を創造する造物主,あるいはそれによって創造された天地,自然,宇宙のことをも意味する。古く《荘子》大宗師篇に,万物に生死の変化を無限にくりかえさせる偉大な自然の働きの意味で〈造化〉という言葉が用いられているが,宋代の儒学ではもっと広く,宇宙の形而上学的絶対者としての〈太極〉が,万物を生成する根元的な創造力であると解釈されている。日本では《古事記》序に〈乾坤初めて分かれて,参神造化の首と作(な)り〉と記されて以来,各方面で用いられているが,それを自己の芸術論の根底にすえたのは芭蕉が初めてで,彼はすべての芸術を貫く根元的な姿勢として,宇宙の至大の創造力に帰一することが肝要であると言い,〈造化にしたがひ,造化にかへれ〉(《笈の小文》)と説いた。
執筆者:堀 信夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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