日本歴史地名大系 「神明社観音堂」の解説 神明社観音堂しんめいしやかんのんどう 秋田県:南秋田郡飯田川町飯塚村神明社観音堂[現在地名]飯田川町飯塚 中山飯塚中山(いいづかなかやま)の俗称館(たて)山という小高い丘の上にある。西に八郎潟を望み、東は低丘陵地に続く。和田妹川(わだいもがわ)に近い旧湖岸沿いの観音尻(かんのんじり)に観音寺跡がある。観音堂境内に貞和三年(一三四七)銘の自然石板碑四基があり、観音堂とともにかつて観音寺跡にあったものといわれる。年次未詳の秋田郡村々神社調(秋田県庁蔵)の和田妹川村の項に「観音堂社地五間五間 別当真言宗尊勝院 堂三尺四面 板葺 右者四方田にて松壱本桐の木大小弐本雑木弐本有り」とみえ、この頃はまだ湖岸にあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報