神殿の谷(読み)シンデンノタニ

デジタル大辞泉 「神殿の谷」の意味・読み・例文・類語

しんでん‐の‐たに【神殿の谷】

Valle dei Templi》イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市アグリジェントにある古代ギリシャ時代の遺跡群。紀元前5世紀初頭にカルタゴにより破壊され、現在はコンコルディア神殿、ジュノーネラチニア神殿、エルコレ神殿など、ドリス式の神殿が多く残っている。1997年に「アグリジェントの遺跡地域」として世界遺産文化遺産)に登録された。バッレ‐デイ‐テンプリ。

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世界の観光地名がわかる事典 「神殿の谷」の解説

しんでんのたに【神殿の谷】

イタリア南部、シチリア島南岸の都市アグリジェント(Agrigento)にある古代遺跡。紀元前6世紀ごろに、シチリア島に植民した古代ギリシア人により建設された都市アクラガスがこの町の起源である。「神殿の谷」と呼ばれるが、実際は小高い丘の上に、古代ギリシアからヘレニズム時代にかけて建設されたユーノー神殿、コンコルディア神殿、ヘラクレス神殿、ゼウスオリンピア神殿、カストルポリュデウケス神殿、ウルカヌス神殿、アスクレピオス神殿ドーリア式の7つの神殿遺跡が点在している。◇「アグリジェントの遺跡地域」として、世界遺産に登録されている。

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