日本歴史地名大系 「神田橋御門跡」の解説 神田橋御門跡かんだばしごもんあと 東京都:千代田区旧麹町区地区大手町二丁目神田橋御門跡[現在地名]千代田区大手町一丁目三河(みかわ)町・鎌倉(かまくら)河岸方面から大手前(おおてまえ)に至る江戸城外郭門で、枡形は寛永六年(一六二九)出羽久保田藩佐竹義宣による修築。門の名称は神田橋にちなみ、橋の名はかつてこの地に神田明神があったことに由来する。芝崎(しばざき)口あるいは神田口の別称もある。また門内に老中土井大炊頭利勝の屋敷があった当時は大炊殿(おおいどの)橋とも俗称された(御府内備考)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報