神経成長(読み)しんけいせいちょう(その他表記)growth of nervous cell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神経成長」の意味・わかりやすい解説

神経成長
しんけいせいちょう
growth of nervous cell

神経は再生しないといわれてきたが 1989年,スイスチューリヒ大学マルチン・シュバブ,リサ・シュネル両博士が神経細胞の核にある細胞体から長く伸びた枝をとりまいているさや (髄鞘) から,神経細胞の成長を阻害する蛋白質分離,90年にはこの阻害物質の働きを妨害することにより,切断したネズミ脊髄神経を 11mmも伸ばすことに成功した。日本でも研究は進んでいるが,実験段階であり,人体に応用するにはまだ時間が必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む