神谷定令(読み)かみや・ていれい

朝日日本歴史人物事典の解説

神谷定令

没年:文化8(1811)
生年:生年不詳
江戸後期の和算家。江戸幕府普請役。藤田貞資の高弟。独自の研究にはみるべきものがないが,会田安明との論争で知られる。普請役時代の会田と同僚であった神谷は,藤田へ会田の紹介の労をとったが,まもなく両者は会田の算額の問題をきっかけに20年におよぶ論争を始めた。間に立った神谷は師への責任を感じたのであろう。天明7(1787)年の『非改精算法』など5つの書を著し,会田の攻撃に対して藤田を強力に擁護した。<参考文献>日本学士院編『明治前日本数学史』4巻

(佐藤賢一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

神谷定令 かみや-ていれい

?-1811 江戸時代中期-後期の和算家。
幕府の普請(ふしん)役。藤田貞資(さだすけ)に関流をまなぶ。最上(さいじょう)流をおこした会田安明が藤田を攻撃すると,師にかわり論戦した。文化8年1月12日死去。字(あざな)は元卿。通称は幸吉。号は藍水,有隣斎。著作に「一題数品術」「五円整数術」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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