日本歴史地名大系 「祢布ヶ森遺跡」の解説 祢布ヶ森遺跡にようがもりいせき 兵庫県:城崎郡日高町禰布村祢布ヶ森遺跡[現在地名]日高町祢布 祢布ヶ森円山(まるやま)川と支流稲葉(いなんば)川の合流点近く、標高二五―三〇メートルの段丘および小扇状地上に立地。国道三一二号バイパス建設に伴う発掘調査時点での路線選定に伴う確認調査、路線部分の発掘調査では祢布(によう)ヶ森西(もりにし)遺跡と呼称。縄文時代中期から平安時代にかけての遺跡で、奈良・平安時代の遺構は広い範囲に分布し、官衙的性格を濃厚に示す。昭和二八年(一九五三)に最初の発掘調査が行われ、同四八年以降、開発に伴う数次の発掘が行われている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報