精選版 日本国語大辞典 「禅の勤」の意味・読み・例文・類語 ぜん【禅】 の=勤(つとめ)[=合方(あいかた)] 歌舞伎下座(げざ)音楽の一つ。銅鑼(どら)と大太鼓で奏する囃子(はやし)。宝暦一四年(一七六四)、禅宗の勤行の鉦(かね)の音にヒントを得て西島吉之丞が創案。寺院・寂しい土手の場面や出家の出などに用いる。ぜんづと。禅囃子。[初出の実例]「『ハテ、あゆびねえよ』トてんつつ、禅(ゼン)のつとめになり」(出典:歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)四幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例