禅余画(読み)ぜんよが

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「禅余画」の意味・わかりやすい解説

禅余画
ぜんよが

禅宗僧侶修行余暇,あるいは余技に描いた絵画の日本における略称。古くは中国,唐末,五代の貫休の例があるが,一般的には北宋末期以降,禅宗の文人化に伴う詩文の流行と並行して,しばしば墨梅,祖師図,牧牛図などが制作された。この期の著名な禅余画家としては北宋末の仲仁,南宋初期の智融,南宋末の牧谿,元の因陀羅,日観仲言,子庭,雪窓普明らがいる。ことに子庭,雪窓は元末の文人と親しく交わり,その作品は禅余画が南宋の独自の様式を失って,文人画様式のなかに融合していく過程を示している。これらの作品の多くは留学僧により日本に将来され,あるいは直接画技を学んで帰るものも多く,鎌倉時代から室町時代にかけての日本絵画に大きな影響を与えた。

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