福井岩陰(読み)ふくいいわかげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「福井岩陰」の意味・わかりやすい解説

福井岩陰
ふくいいわかげ

長崎県佐世保市吉井にある遺跡。 1960~64年に3次の調査が行なわれ,表土から約 5.75mの深さまで 15層の文化層が認められた。最上層は曾畑式,押型文などの土器片や石鏃が出土し,以下のI~III層からは爪形文土器,細隆線文土器,隆帯文土器とともに舟底形や半円錐形細石刃石核,細石刃,掻器が発見されている。さらに下部の IV層,VII層,IX層,XV層も遺物を出土しているが,土器を伴出しない先土器石器群であった。ラジオカーボンデーティングによれば,II層は1万 2400±350年 B.P.,そして最下層の XV層は3万 1900年 B.P.以上という年代値が出されている。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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