福地信世(読み)フクチ ノブヨ

20世紀日本人名事典 「福地信世」の解説

福地 信世
フクチ ノブヨ

明治〜昭和期の工学者,舞踊作家



生年
明治10(1877)年7月15日

没年
昭和9(1934)年5月22日

出生地
東京市下谷区茅町(池の端)

学歴〔年〕
東京帝大理学部地質学科〔明治33年〕卒

経歴
明治36年古河鉱業会社に入社し、昭和6年まで勤務。のち東京帝大講師、地学会、地質学会、日本鉱物会などの幹事主幹を務めた。一方、演劇に通じ、晩年は舞踊界に関係して多くの新舞踊会の顧問となった。著書に「東亜地質図」「東洋地質図」「日本鉱物誌」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福地信世」の解説

福地信世 ふくち-のぶよ

1877-1934 明治-昭和時代前期の地質学者,舞踊作家。
明治10年7月15日生まれ。福地桜痴(おうち)の長男。古河鉱業に入社。のち母校東京帝大の講師をつとめる。中国,南洋諸島の地質を調査。演劇通としても知られ,諸舞踊会の顧問となり,舞踊「思凡」などをつくった。昭和9年5月22日死去。58歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android