福島・伊達市の被ばく論文

共同通信ニュース用語解説 の解説

福島・伊達市の被ばく論文

市は2011年8月、妊婦子どもに「ガラスバッジ」と呼ばれる個人線量計の配布を開始。その後、空間放射線量が比較的高い地域の住民に対象を拡大した。12年に実施した全住民対象の調査では、世帯ごとに同意書を配布し、研究機関でのデータ活用に同意するかどうか意思を確認していた。市は、研究者に測定結果の解析を依頼。発表された論文は、空間線量から政府が採用している変換係数を使って推計した被ばく線量に比べ、実際に測定した住民の線量は低く、除染については個人線量を低減する効果が明白でないなどとしている。

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