福松藤助(読み)ふくまつ とうすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福松藤助」の解説

福松藤助 ふくまつ-とうすけ

1733-1796 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)作者,俳人
享保(きょうほう)18年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)上妻郡福島町の大庄屋。宝暦7年大坂にでて,豊竹座で上演された「曾根崎模様」「岸姫松轡鑑(きしのひめまつくつわかがみ)」などを合作した。12年帰郷し,大島蓼太(りょうた)門下の俳人としても活躍。寛政8年8月15日死去。64歳。姓は松延。通称は甚左衛門。俳号は紫雪庵官蘭,橘雪庵貫嵐。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android