福武直(読み)ふくたけ ただし

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

福武直 ふくたけ-ただし

1917-1989 昭和時代の社会学者。
大正6年2月12日生まれ。昭和35年東大教授。日本の農村社会を実証的に研究し,また社会福祉論を展開した。56年社会保障研究所所長。日本社会学会会長もつとめた。平成元年7月2日死去。72歳。岡山県出身。東京帝大卒。著作に「日本農村の社会的性格」「世界農村の旅」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の福武直の言及

【農村社会学】より

…当初は,有賀喜左衛門などによる地主制との関連の下での家族制度や同族組織の研究や,鈴木栄太郎による農家家族と自然村を中心においた農村社会の体系的把握などが行われ,それらを通じて日本社会の社会結合の基本形態を明らかにしようと試みられた。 第2次大戦後,農村において農地改革や家族制度の廃止などの制度的改革が進められるのを背景に,福武直を中心に改革後も残存する封建遺制の解明が目ざされ,農家家族から村落構造,農民意識など広範な対象をとりあげて実証的な調査研究が行われた。この中で村落構造に関して,同族結合の東北型農村と講組結合の西南型農村の二つの類型をたて,前者から後者をへて自立した農家の構成する民主的農村社会を展望するという理論図式は大きな影響力があった。…

※「福武直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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