福永章一(読み)ふくながしょういち

防府市歴史用語集 「福永章一」の解説

福永章一

 1884年(明治17年)に牟礼で生まれ、足踏式脱穀機[あしぶみしきだっこくき]を発明した人です。 体温計を作る柏木験温器[かしわぎけんおんき]製造所につとめていましたが、1911年(明治44年)に足踏式脱穀機を開発し、販売をはじめました。しかし、まもなく開発のためのお金が続かなくなったため、特許[とっきょ](発明した人が、そのアイデア自分だけで使える権利)を他の人にゆずりました。 彼は脱穀機の改良を進めるとともに、他にもいくつかの発明も考えていたのですが、若くして亡くなりました。

出典 ほうふWeb歴史館防府市歴史用語集について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android