福連木官山(読み)ふくれぎかんざん

日本歴史地名大系 「福連木官山」の解説

福連木官山
ふくれぎかんざん

[現在地名]天草町福連木

しも島のほぼ中央に位置する。福連木のかど(五二五・九メートル)を中心に、薄木うすき山からおび山にかけて約二〇〇ヘクタールの広葉樹林が広がる。赤樫・白樫・イチイガシなどの樫の木が多く、木質の硬い樫の木は江戸時代には槍の柄木として重用された。徳川将軍家の槍の柄木は福連木の樫の木に限られていたといわれ、将軍家御用の留山として福連木官山と称された。もと樫木留山の御林は薄木山のみで、角山・帯山は百姓稼山であった。「天草郡年表事録」の元禄一一年(一六九八)の項に「福連木村帯山角山両所共古来より百姓稼山に候処薄木山樫木御留山続の処に猥成儀可有之を今年より御留山に相成」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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