赤樫(読み)アカガシ

デジタル大辞泉 「赤樫」の意味・読み・例文・類語

あか‐がし【赤×樫】

ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に生える。葉は楕円形。材は赤色で堅く、船具農具に用いる。かたぎ。おおがし。おおばがし。くまかし。
[類語]白樫粗樫姥目樫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤樫」の意味・読み・例文・類語

あか‐がし【赤樫】

〘名〙 ブナ科の常緑高木。東北地方南部以西の暖地に生える。幹の高さ約二〇メートル、直径約六〇センチメートル。若い枝と葉には褐色の毛が密生する。葉は長さ六~一五センチメートルぐらいの長楕円形または長卵形。初夏黄褐色の尾状の穂となる雄花と、褐色で、直立する雌花の穂をつける。果実は年を越して熟し、ドングリ状の堅果となる。材は赤みを帯びて堅く、船具、農具など利用度が高い。おおばがし。おおがし。
慶長見聞集(1614)一「すりこばちに赤かしの大きなるすりこぎを取そへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「赤樫」の解説

赤樫 (アカガシ)

学名Quercus acuta
植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android