私金(読み)ワタクシガネ

デジタル大辞泉 「私金」の意味・読み・例文・類語

わたくし‐がね【私金/私銀】

こっそり蓄えている金銭。内証金。へそくり。
「人の知らぬ―」〈浮・一代男・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「私金」の意味・読み・例文・類語

し‐きん【私金】

  1. 〘 名詞 〙 私有の金。個人の所有している金。
    1. [初出の実例]「是れも私金(シキン)を出すと同じ事である」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉王政維新)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策〕

わたくし‐がね【私金・私銀】

  1. 〘 名詞 〙 私的に所有する金銭。内々で蓄えている金。へそくりがね。内証金。
    1. [初出の実例]「人の知らぬわたくし銀(カネ)」(出典:浮世草子好色一代男(1682)七)

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