秋声(読み)シュウセイ

デジタル大辞泉 「秋声」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐せい〔シウ‐〕【秋声】

風雨や木の葉のそよぎなどの音に感じられる秋の気配。秋の声。 秋》「―や石ころ二つよるところ/鬼城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秋声」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐せいシウ‥【秋声】

  1. 〘 名詞 〙 風の音や木の葉の散る音など、秋の気配を感じさせる音。商声。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「燕巣辞夏色、鴈渚聴秋声」(出典懐風藻(751)秋日言志〈釈智蔵〉)
    2. 「秋声のふとくたくましき嵐哉〈勝正〉」(出典:俳諧・俳諧三部抄(1677)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「秋声」の読み・字形・画数・意味

【秋声】しゆう(しう)せい

秋風の声。宋・欧陽脩〔秋声の賦〕子曰く、星にして、河天に在り。四(よも)に人聲無く、聲は樹に在りと。余曰く、(ああ)悲しい哉(かな)、此れ秋聲なり。胡爲(なんす)れぞ來(きた)れるや。

字通「秋」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む