日本大百科全書(ニッポニカ) 「秋篠宮文仁」の意味・わかりやすい解説
秋篠宮文仁
あきしののみやふみひと
(1965― )
皇嗣(こうし)。称号は礼宮(あやのみや)。皇統譜にいう125代天皇明仁(あきひと)の第2皇子。昭和40年11月30日生まれ。1970年(昭和45)学習院幼稚園に入園。学習院大学法学部政治学科を経て、イギリスのオックスフォード大学へ留学。ヘビやカエルなどの小動物を飼うのが好きで、ナマズの研究のためタイをしばしば訪問、1986年には山階(やましな)鳥類研究所総裁になった。学習院大では地誌研究会や自然文化研究会などのサークルでも活躍。同大教授川嶋辰彦(かわしまたつひこ)(1940―2021)の長女紀子(きこ)(1966― )とはサークル仲間であり、1990年(平成2)6月29日に恋愛結婚して、秋篠宮家を創設。1991年長女眞子(まこ)(2021年、結婚により皇籍を離脱)、1994年次女佳子(かこ)、2006年(平成18)長男悠仁(ひさひと)が生まれた。皇室における男子の誕生は、秋篠宮以来41年ぶりとなる。
[小田部雄次]
[編集部]