皇統譜(読み)コウトウフ

精選版 日本国語大辞典 「皇統譜」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ふクヮウトウ‥【皇統譜】

  1. 〘 名詞 〙 皇室の系譜。天皇および皇族の身分に関する事項を登録する帳簿。大統譜と皇族譜に分かれる。〔皇室典範(明治二二年)(1889)〕

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百科事典マイペディア 「皇統譜」の意味・わかりやすい解説

皇統譜【こうとうふ】

皇室戸籍簿。一般国民の戸籍簿に当たるもの。大統(たいとう)譜と皇族譜に分かれる。前者は天皇・皇后について天皇ごとに代数を掲げ,一般戸籍事項のほか追号大喪儀日時および陵名などを記載し,後者皇族について出自天皇別に区別され,形式は大統譜に準じる。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「皇統譜」の解説

皇統譜
こうとうふ

歴代の天皇・皇后および皇族の身分・系譜を登録したもの。天皇・皇后に関する事項を記載した大統譜と皇族を登録した皇族譜に区別され,誕生から死没までの身位に関する事項およびその日付などが記載される。いずれも正副2本。第2次大戦前は宮内大臣・図書頭が署名し,正本図書寮副本内大臣府保管戦後は宮内庁長官・書陵部長が署名し,正本は宮内庁書陵部,副本は法務省に保管される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皇統譜」の意味・わかりやすい解説

皇統譜
こうとうふ

天皇,皇族の身分と系統とを登録する典籍。 1926年公布の皇統譜令および同令施行規則によって調整されたもの。大統譜,皇族譜から成り,大統譜は天皇と皇后とに関する事項を,皇族譜は所出天皇により,親王,内親王,王,女王のおのおのについて登録するもので,第2次世界大戦後も皇統譜に関しては従来どおりとなっている。宮内庁書陵部に保管。

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