秋葉灯(読み)あきはとう

精選版 日本国語大辞典 「秋葉灯」の意味・読み・例文・類語

あきは‐とう【秋葉灯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「秋葉常夜灯」の略 ) 江戸吉原にあった常明灯。吉原仲の町の突き当たり、水道尻(水戸尻ともいう)に防火の神、秋葉山権現をまつる小社があり、その社前にあった高い銅灯籠。
    1. [初出の実例]「引過ならぬ暗闇(くらやみ)の恥を秋葉燈(アキハトウ)の明輝(あかるみ)へ出し」(出典洒落本・傾城買談客物語(1799)跋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android