小社(読み)ショウシャ

デジタル大辞泉 「小社」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゃ〔セウ‐〕【小社】

小さな会社。また、自分が勤務している会社をへりくだっていう語。
小さな神社
古く、神社の社格を大・中・小に分けたうち最下位の神社。
明治以後の神社制度で、官幣小社・国幣小社のこと。→官幣社国幣社
[類語](1弊社本社貴社会社企業商会カンパニーコーポレーション御社

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小社」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しゃ セウ‥【小社】

〘名〙
① 神社の等級の一つ。古くは大社に対していい、明治維新以後の神社制度では、官幣社と国幣社の社格を各々三等に分かった第三の神社。昭和二一年(一九四六)に廃止。小所。
延喜式(927)三「路次神幣〈略〉小社別五色薄絁各一尺」
② 小さな神社。ほこら叢祠。また神社境内にある末社をさしていう場合もある。
※中右記‐元永二年(1119)一一月一日「上御社焼亡時、御正体所貴布禰社也、依彼例若所残之小社候は可渡也」
③ 自分の属する会社をへりくだっていう語。

こ‐やしろ【小社】

〘名〙 小さい神社。おやしろ。しょうしゃ。
※古活字本毛詩抄(17C前)一三「小やしろなどのやうにはない。大な神なんどのやうなぞ」

お‐やしろ を‥【小社】

〘名〙 小さな神社。しょうしゃ。
散木奇歌集(1128頃)雑「いのる事ななのをやしろこうこうとことなはせよくくちはしる也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android