秘奥(読み)ヒオウ

デジタル大辞泉 「秘奥」の意味・読み・例文・類語

ひ‐おう〔‐アウ〕【秘奥】

物事の奥底。特に、学問技芸などの、たやすく到達することのできない奥深いところ。「芸の秘奥をきわめる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘奥」の意味・読み・例文・類語

ひ‐おう‥アウ【秘奥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事の奥底。奥深くて知りにくいさま。深遠な道理。また、深く蔵した秘密。
    1. [初出の実例]「今有日本沙門来求聖教、以両部秘奥壇儀印契」(出典:性霊集‐序(835頃))
    2. 「尤も多く人世の秘奥(ヒオウ)を究むるといふ詩人なる怪物の」(出典:厭世詩家と女性(1892)〈北村透谷〉)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐閑居賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android