秦テルヲ(読み)ハタ テルオ

20世紀日本人名事典 「秦テルヲ」の解説

秦 テルヲ
ハタ テルオ

明治〜昭和期の洋画家



生年
明治20(1887)年3月

没年
昭和20(1945)年12月25日

出生地
広島県

出身地
京都府

本名
秦 輝男

学歴〔年〕
京都市立美術工芸学校図案科〔明治37年〕卒

経歴
明治末期の京都における新美術運動「黒猫会」「仮面会」に津田青楓土田麦僊小野竹喬らと関与。酒と女に溺れながらも「血の池」「吉原の女」「淵に佇めば」などの名作を描く。のち結婚して生活も落ち着き、大正10年からは京都南部の山奥の村で仏画研究に携わり、多くの仏画を描いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秦テルヲ」の解説

秦テルヲ はた-テルヲ

1887-1945 明治-昭和時代の日本画家。
明治20年3月生まれ。43年黒猫会結成に参加。45年以後はおもに個展発表。放浪生活のなかで苦悩する人間テーマにえがく。晩年宗教画へとすすんだ。昭和20年12月25日死去。59歳。京都出身。京都市立美術工芸学校卒。本名は輝男。作品に「血の池」「眠れる児」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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