移出課税(読み)いしゅつかぜい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「移出課税」の意味・わかりやすい解説

移出課税
いしゅつかぜい

特定の個別物品やサービスをとらえて課税する間接消費税の課税方法の一つ。たとえば,酒税の場合には課税物件である酒類 (ビール清酒ウイスキーなど) がその製造場 (工場) から移出 (出荷) されるときに酒税の納税義務が成立し,その移出数量または移出価格に応じて,その移出した者 (製造者) が税金を納付することとなる。このような課税方法を移出課税といい,現行個別消費税体系をなしている酒税,揮発油税たばこ税などその多くが移出課税方式を採用している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android